『猫まねき』の使い方


〈BackSpaceキー〉が遠いと思ったことはありませんか? - 空理空論の続き…とはいってももうあのノリはやめる。
思いつきでテレビショッピング風の演出をしたら、普段あんな陽性の文章を書かないのでテンションが上がり過ぎて激しく疲労した。その上冗長すぎ。
でもキー配列カスタマイズはマジで使える。プログラミングとかする人とかはまたそれぞれ使うキーの頻度とかも違ってくるのかもしれないけど、道具はやっぱり自分に合わせないと。

  • 実装編


『猫まねき』は、ここからダウンロードして、普通にインストールすればOK。フリーソフトだし特に迷うとこはないはず。
http://www.remus.dti.ne.jp/~kurotora/

注意点としては、アンインストールの際には必ずコントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から行うことと、あとPS2キーボードじゃないと対応してないみたいなので、USBキーボード使ってる人はあきらめて別のキー入れ替えソフトを探してくれ。(リンク;色々)

インストールしたら、nekomane.exeを立ち上げる。
小さめのウィンドウが出るはずだ。

とりあえず、「単独キー」のタブをクリック。
「追加ボタン」を押し、変更前のキーを指定する。
まず〈カタカナひらがなキー〉だな。
で、変更後のキーを〈BackSpaceキー〉に指定する。
これで〈カタカナひらがなキー〉は〈BackSpaceキー〉に変更されたことになる。

同じように〈変換キー〉を〈エンターキー〉に設定。
で、〈−キー〉と〈;キー〉は入れ替えなので、
〈−キー〉→〈;キー〉と
〈;キー〉→〈−キー〉という二方向の定義を忘れないように。

そしたらメモ帳でも開いて、問題なく動作するか確かめてみよう。
なんかやばいことになったら、とりあえず定義した組み合わせをすべて削除すればもとに戻るのでまたやりなおせばいい。
ただし、ここで紹介したやり方だと、スペースキー周りのキーの配置や大きさはキーボードによって異なるので、場合によってあまり使いやすくならないかもしれない。オレはスペースキーがちょうど「V」「B」の下に収まる程度の小さいタイプを使ってるから。

  • 応用編


『猫まねき』では、単独のキーの入れ替えだけじゃなく、ShiftやAltやCtrlキー、さらにはWinキーも含めた組み合わせキーの指定とかもできる。
たとえば、エクセルで色々大量にデータ入力したり、コピーペーストをしなければならないときがあった。
セルの中に計算式を書き込んでいて思ったのだが、「=」と「()」がテンキー周りになく、いちいち手を移動させて打たなければならないのが鬱陶しい。
そこで〈NumLockキー〉を〈Shift+『−』キー〉と設定して、〈NumLockキー〉を打つと「=」が出るようにした。
そしてテンキー近くにあった〈PageUpキー〉〈PageDownキー〉を、それぞれ「(」「)」が出るようにして、入力関連はほぼ解決。

コピーペーストもCtrl+ vなりcでやっていたのだが、これを何回も繰り返していると、〈Ctrlキー〉が遠すぎて、小指がつりそうになってくる。そこで、そのときだけだが〈スペースキー〉を〈Ctrlキー〉にして、指にかかる負担を最小限にして、同じ作業をすることを可能にした。

まあ、これは一例だが、アイデア次第でキーボードの使いやすさをかなり向上させることができる。〈PrintScreen〉や〈ScrollLock〉なんて、普通にPCを使っている人はまず押すことのないキーだし、適当なアプリへのショートカットなんかを設定してやると結構役に立ったりする。


で、こんなことを色々やっているうちに、
「日本語の文章書くのにローマ字入力とか意味わからなくね?不合理じゃね?」
と思うにいたり、入力方式として『飛鳥配列』という親指シフト系のかな入力を採用することになった。ここにいたってオレのキーボードは、他人が触ってもまったく意味のわからない出力をする装置となった。これに関してはまた次回飛鳥配列導入に至る - 空理空論